OneDrive個人とOneDrive法人を同じパソコンで使用しない方がいいという話です。
このことに触れた記事をあまり見ないので書いておくことにしました。
OneDriveなどのクラウドは便利なのですが、
同じサービスで複数のIDを使うと急に使いづらくなります。
クラウドは導入時は大抵無料から始められます。
容量(2Gとか5Gなど無料の容量は各社様々)がある一定を超えると有料のお知らせがきて
これ以上は有料になるので有料契約おねがいします。
となるわけです。
たいていの無料ユーザーは容量は増やしたいけど
有料契約はしたくないという気持ちになりますが、
しょうがない、といって有料契約を結ぶ方や、
無料の範囲内で使い続けるなど決断を迫られます。
ここでもう一つ別のIDを作って無料の容量を2つにしようという人もいるとおもいます。
そうすればお金を払わずにタダでスペースを増やせるからです。
せこいやり方ですね。
しかし会社もそんな人がいることは想定内で
ちゃんとそういった課金しないユーザーに対して対策をしています。
たとえばAの無料クラウドとBの無料クラウドをひとつのPCで使おうとすると、
ユーザーの切り替えをそのたびに求められます。
これがすごーく煩わしいです。
実質的に無料IDを二つ使ってPC作業をするのは現実的ではありません。
これをログインし直しループとでも呼んでおきます。
今回はここからが本題です。
OneDriveは個人版と法人版があります。
この場合は二つ別のクラウドになるので、仕事用と個人用で切り替えてつかうのなら
便利だと思ったのですが、実はそうではありませんでした。
たとえばOneDrive個人で保存されているExcelデータを開く時に
なぜかパスワードとIDをたびたび求められるのです。
一回入れるとしばらく求められませんが次の日はまたIDとパスワードが求められます。
パソコン内に保存されている一つの書類を開くのに
毎回ログイン作業が必要というのはすごいストレスです。
なぜこんなことが起こるのかというと、
Officeのユーザー情報にあるIDがOneDriveのIDと違うと起こります。
つまり、複数の無料IDを使おうとするユーザーを虐めるためのログインしなおしループが起こってしまう、というわけです。
正規の使い方をしているはずなのにログインし直しループはないでしょ。
例えば法人Officeのユーザ情報でExcel書類を開く時、
個人のOneDriveに書類が入っていると、
開くたびにログインし直しループが発動されてしまうのです。
こんなことがあるので僕はOneDriveをやめてBoxに移行しました。
※これは2023年5月の話です。現在は改善されているかもしれません。